高齢猫のトイレ粗相が多い!原因と対策についてご紹介

猫が高齢になるとトイレの粗相が多くなる傾向にあります。この高齢猫によるトイレの粗相には原因があり、その原因を知った上で対策を行うことで、問題を解決することができるでしょう。そこで今回は高齢猫によるトイレの粗相の原因と対策について紹介していきます。この情報を知ることで、自分の飼っている猫が高齢になったときに、悩みを抱えることがないでしょう。

トイレの回数が増えてしまう

猫は高齢になるとトイレの回数が増える傾向にあります。元々猫には体外に水分を逃さないようにするために、腎臓が尿を濃くする機能が備わっています。しかし、高齢になると腎臓の機能が低下し始め、尿の濃縮力も低下していきます。それが原因でトイレの回数が増えてしまうのです。腎臓機能の低下によって、トイレの我慢ができなくなり、頻繁に粗相をしてしまっているのが現状でしょう。

トイレの回数が多いのは病気の可能性もあるので注意が必要です。例えば甲状腺のホルモンが多く出てしまう病気を患っている場合は、過剰な水分摂取と多尿を引き起こしているケースが考えられます。

痛みを感じているときに猫は動かない

体に異変を感じているときは、猫は動かない傾向にあります。高齢な猫の場合は四肢や背骨の老化が原因で、痛みを感じている可能性が考えられます。四肢や背骨の老化は関節炎を引き起こすことが多いです。関節炎による痛みによって、猫は上手く体を動かすことができなくなり、尿意があってもトイレに間に合わないパターンが増えてしまいます。そのため猫が動かずに、その場でトイレを済ませてしまっているケースでは関節炎を疑って、病院に連れていってあげるのが良い判断だと言えます。

高齢になると縄張り意識が高くなる

動物は縄張り意識の高さから、マーキングを繰り返すパターンが多いです。猫も同じように強い縄張り意識を持っています。そのため飼い主が多くの猫を飼っている場合には、その猫の中で順位争いが繰り広げられているでしょう。この順位争いは自宅の中では行われないパターンが多いので、どの猫も決まった場所でトイレを済ませます。しかし、高齢になると若い猫には勝てず、順位争いが下の方になります。高齢の猫は、この下がった順位を上げたいという意識から、縄張り意識を強めるようになり、いつものトイレの場所以外でもマーキングを行うようになってしまいます。

この縄張り意識の高さから行われるマーキングに対しては、しっかり躾を行うのがおすすめです。自宅ではマーキングを行わなくていいということを教えてあげることで、トイレの粗相が改善される可能性は高いでしょう。

認知症による粗相もある

高齢猫は認知症を患う可能性もあります。一般的には猫は15歳を超えると認知症になる可能性が高く、今まで習慣的にできていた行動ができなくなります。その認知症の症状の1つとしてトイレの粗相も含まれます。自分が飼っている猫が高齢で、急に日常的な行動を忘れている場合は認知症を疑うのが賢明な判断でしょう。

認知症を患った場合は、猫に合った適切な対応が求められます。認知症を患った猫に対する対応が分からない場合は、獣医師に相談してみるのがおすすめです。獣医師に相談すれば、食事やトイレでの適切な対応を教えてもらえるので、粗相の回数が減る可能性もあるでしょう。

ストレスも粗相の原因になる

高齢の猫は自分が思うような行動を、簡単には行えなくなっている可能性が高いです。そのため高齢猫は他の猫よりもストレスを抱えやすい傾向にあります。その抱えたストレスを発散するための方法として、トイレの粗相が挙げられます。いつもとは違う場所でトイレを行うことで、自分の欲求を満たそうとしているのです。高齢猫のストレスによるトイレの粗相は、怒るよりもストレスを発散する方法を与えてあげることが重要になります。例えば息抜きのできる遊具を与えることでストレスは発散できます。間食としてオヤツを与えるのもおすすめです。オヤツをあげるときには、病気になりやすい成分が含まれていないかをチェックするのも大切なポイントと言えます。

トイレの粗相はアピールが原因になっているケースも考えられます。食事や遊びの相手といった猫の欲求に対して、飼い主が適切な対応を取れていない場合に、飼い主の愛情を確かめるために粗相を行うことがあります。これは高齢猫にも考えられる問題です。特に猫が高齢になったことによって、若い猫を購入した場合には自分を構ってくれるかを確かめる方法として、高齢猫がトイレの粗相を行うでしょう。このケースの対策としては、「高齢猫の存在も忘れていない」ということを分かってもらえるような行動を取るのが重要です。例えば高齢猫だけを構う時間を設けてみるのも良い対策と言えます。

トイレ粗相の対策は原因に合ったものを選ぼう

トイレ粗相の対策を行うときには、原因に合ったものを選ぶのが重要になります。例えば腎臓機能の低下がトイレ粗相の原因だと考えられる場合は、トイレの場所を変えてあげるのもおすすめです。高齢猫の寝ている場所から近いところにトイレを設置してあげることで、トイレに間に合わなくなる可能性が低くなります。腎臓機能の低下によって、トイレの回数が増えているのであれば、トイレの場所を増やすのも効果的な対策だと言えます。トイレの場所を増やすことで尿を漏らしてしまう前にトイレに向かえるので、トイレ粗相を起こす心配がなくなります。

高齢猫が痛みによって動かないというケースでは、自分のスペースから動かないことが多いので、その高齢猫が自分のスペースとして捉えているところにトイレを設置してあげるのが良いでしょう。例えば高齢猫が頻繁に寝ている場所にトイレを設置しておくことで、トイレの上に寝てくれるので、寝たまま尿が漏れても部屋が汚れる心配がありません。他にもトイレとベッドがセットになっているようなアイテムを探して、それを高齢猫のお気に入りのスペースに置いてあげるのも有効な手段と言えます。このように痛みが原因となるトイレ粗相の場合は、高齢猫が動かなくてもトイレができるような対策が好ましいでしょう。