シニア猫の老化にともなう歯の健康を維持するために!成猫時のケアにプラス一工夫

飼い猫がシニアになったら、様々な病気や体の衰えが出てきます。なかでも気をつけたいのが歯や口腔内の病気です。特にシニア猫になったら、注意したいのが歯周病です。歯周病は初期は歯肉の炎症ですが、進行すると歯茎や骨の炎症が起きるため、歯が抜けることもあります。歯が抜ければ口から固形物を食べることができないため、愛猫が衰弱していく原因にもなります。いつまでも元気でいてもらうためには、日頃から病気の予防を心がけることが肝心です。今回は愛猫の健康を守るために、成猫時から行いたい歯のケアを紹介します。

猫に多い歯や口腔内の病気とは?

愛猫の健康を守るためにも、猫がかかりやすい病気を知っておくことは大切です。猫は歯や口周りの病気が意外と多い動物です。よくかかる歯や口腔内の病気といえば、虫歯や口内炎、歯肉炎、歯周病、歯根腫瘍などの病気が挙げられます。これらの病気のサインになるのが、愛猫の口臭や歯の変色、歯肉や歯茎からの出血です。また猫が普段からクチャクチャと音をさせることがあれば要注意です。猫がこの音をさせる時は、唾液が十分に分泌されず、口の中が乾いていることが原因なのです。猫の唾液の分泌が上手くいかない時は、歯周病や口内炎の可能性が高いため歯の周りや舌の状態をチェックしてあげましょう。シニア猫になっても愛猫に健康でいてもらうためには、これらの病気のサインを見逃さないことが重要です。日頃から愛猫の口の中の状態をチェックする習慣をつけましょう。猫の歯の変色、歯肉や歯茎の腫れはないか、よだれが沢山出たり、食欲はしっかりあるかなど毎日しっかり確認してあげましょう。また猫の歯の病気を予防するには歯磨きを習慣づけることも効果的です。特に老年に差し掛かると、若い頃よりも格段に免疫力が落ちるため、様々な病気にかかりやすくなります。シニアになって愛猫が病気で苦しまないためにも、歯の病気は若い頃から予防してあげましょう。

シニア猫は特に歯周病に注意

シニア猫になると、特に気をつけたいのが歯周病です。人間にも馴染みの深い歯周病は、実は猫がかかっても厄介な病気なのです。歯周病とは、歯に付着した細菌がきちんと除去されずに、毒素を生み出して歯茎や骨に炎症を起こす病気です。歯周病は治療をしない限り、治ることは決してありません。歯周病は進行していく病気で、初期は歯肉の腫れや赤みなどの歯肉炎ですが、さらに炎症が進むと歯茎の出血や歯のぐらつきなどの症状が出てきます。またさらに進行すれば、炎症部の細菌が血管に入って全身をめぐり、心臓や腎臓、肝臓などで病気を引き起こす可能性がある怖い病気なのです。初期の段階であれば、病院で歯石の除去を行い、投薬をするだけで治療ができますが、進行が進むと抜歯せざるを得なくなります。シニアになると若い頃に比べて免疫が落ちるため、歯周病になるリスクが高くなります。その上、歯周病の治療として抜歯を行うのであれば、シニア猫の場合は簡単にはいきません。若い猫であれば、十分に体力があるため麻酔に耐えて、抜歯をする事もできます。ですが、猫が高齢であればあるほど、麻酔を使う抜歯手術をするのは難しくなり、最悪の場合だと命を落とす可能性もあります。そのため、特にシニアになると歯周病には気をつけなくてはいけません。歯周病から愛猫を守るには、日頃からの予防が何よりも肝心となります。普段からこまめに口の状態をチェックして早めに病気の兆候を見つけてあげましょう。歯の色は正常か、歯肉や歯茎は腫れていないか、若いうちからチェックする習慣をつけましょう。それでも歯石がついてしまったり、病気の兆候が見られた場合には、すぐにかかりつけの病院にかかるようにしましょう。

猫の歯磨きの仕方

猫の口の病気を予防するには、人間と同様に歯磨きが一番有効です。肝心なのは歯磨きの習慣を若い頃からつけてあげることです。猫は本来口の周りを触られることをとても嫌う動物です。特に最初の頃は歯磨きを怖がる猫がほとんどなので、シニアになってから歯磨きを始めても上手くいかない場合が多いです。そのため、できれば子猫の頃から歯磨きの習慣をつけてあげるのがいいでしょう。最初から歯ブラシを使うのは子猫が怖がるため、徐々に段階を踏んでケアをしてあげましょう。まず子猫の口の中に手を入れ、歯を触っても怖くないようであれば、歯ブラシを使用しましょう。猫がどうしても歯ブラシを嫌がる場合は、綿棒や猫用の歯磨きシートを代用して、口の中のケアをしてあげましょう。また猫ちゃんが好むフレーバーの歯磨き粉も販売されているのでオススメです。愛猫が歯を触られるのが嫌な場合は歯磨きの後におやつをあげたり、ご褒美の習慣をつけることで、歯磨きは楽しいものだというように意識を変えてあげましょう。次に歯磨きの頻度ですが、猫の場合約1週間で歯に付着した歯垢が歯石に変わります。一度歯石になってしまうと、歯磨きでは除去できないので、歯磨きはなるべく毎日してあげた方がいいでしょう。毎日するのが難しい場合であっても、最低3日に1回は歯磨きをしてあげましょう。

病気予防に一工夫しよう!

上では歯の病気を予防するために歯磨きを紹介しましたが、歯磨きの他にもできるデンタルケアはたくさんあります。猫用の歯磨きおもちゃや歯磨きガムを使用すれば、猫にも負担をかけることなく歯の病気を予防することができます。また歯垢や歯石予防に効果があるフードなどを毎日のごはんやおやつに取り入れるのもいいでしょう。また口腔内の環境を整えるためには、歯に付着した汚れを残りにくくすることが大切です。そのためには歯磨きをするのが一番有効なのですが、どうしても歯磨きが嫌いな猫ちゃんの場合は市販のデンタルスプレーやデンタルジェルを代用しましょう。口の周りを触られるのを嫌う場合は、段階を踏んでケアを行うことが重要です。デンタルスプレーやデンタルジェルを使用する場合も、猫が嫌がるようなら口の周りのマッサージから始めてみるのもいいでしょう。マッサージに慣れてきたら、口の中に手を入れケアをしていきましょう。