高齢猫・老猫におすすめのドライフードの条件って?

ドライフードは一般的な猫の食事として高い人気を誇っています。

しかし、ドライフードといっても種類は様々で、含まれている栄養素や原料などは商品によって大きく異なります。

そこで今回は、特に高齢猫や老猫に向いているドライフードの条件についてみていきます。

高齢猫を飼っていて、どのフードを選べばいいか悩んでいる方は参考にしてみてください。

カロリーが抑えめでヘルシーなもの

若い猫は運動量が多く活発ですが、高齢猫になると一日中家で寝ていることも珍しくなく、運動量が少なくなってしまいます。

さらに、基礎代謝も人間と同じように若いころと比べて落ちてしまいます。

そのため、若いころと同じような高カロリーフードを与え続けていると高齢猫はあっという間に太ってしまいます。

そうならないようにするために、高齢猫に与えるドライフードはできるだけ低カロリーなものがいいでしょう。

高齢猫になるとダイエットも難しくなってくるので、太らせないようにするためにも早めに低カロリーフードに切り替えることをお勧めします。

たんぱく質の含有量は少なめがいい

猫は肉食動物ですので、動物性たんぱく質が体を作るのに必須になります。

そのため、育ち盛りの猫には動物性たんぱく質が豊富に含まれたドライフードを与える必要があります。

しかし、高齢猫の場合は消化の機能が衰えてしまうので、過剰なたんぱく質の摂取は体に大きな負担を与えてしまいます。

そもそも、たんぱく質は分解されると尿素と呼ばれるものになることを知っていますか。この尿素は腎臓の働きによって尿とともに排出されます。

しかし、高齢になって腎臓の機能が低下してしまうと、尿素を体外に排出することが難しくなり、体内にたまってしまいます。

そうすると、尿毒症と呼ばれる病になる可能性があります。そのため、高齢猫に高たんぱくなドライフードを与えることは避けるべきです。

その他の成分にも注目しよう

抗酸化成分が含まれたドライフードは、高齢猫のアンチエイジングに高い効果を発揮します。

抗酸化成分は、「フリーラジカル」と呼ばれる老化の原因物質の発生を抑制する働きがあるので、老化をおさえることができるのです。

また、ビタミンEやビタミンC、ポリフェノールなどといった成分も抗酸化成分として有名です。

これらの成分は、高齢猫だけではなく、5歳から6歳程度の成猫と高齢猫の境目の段階で摂取しておくとより効果的です。

ちなみに、栄養素はたくさん含まれていればいるほどいいというものではありません。

その代表例として挙げられるのがリンです。リンはカルシウムと結びついて骨や歯の健康維持に役立つという重要な役割を果たします。

しかし、リンは腎臓に負担をかけてしまうので、腎臓の働きが弱まる高齢猫はあまり摂取しないほうがいいです。

そのため、ドライフードを選ぶ際は、リンの含有量が少ないものを選んであげることをお勧めします。

食いつきは何よりも大事

食いつきは、ドライフードを選ぶうえで最も重視するべきといっても過言ではありません。というのも、食べてくれなければどんなに上質なドライフードを与えたとしても全くの無意味だからです。そして、このフードならばすべての猫が食べてくれる、というドライフードはありません。そのため、様々なドライフードを試し、自分の猫の食いつきがいいものを探すしかありません。ここで知っておきたいコツは、フードはいきなり変えてはいけないという事です。フードAからフードBに変えるとき、いきなりフードBを与えるのではなく、最初はフードAとフードBを混ぜて与え、徐々にフードBの割合を増やしていき、切り替えを行うというのが理想の方法です。

そして、この方法は猫の体調を崩させないためにも重要です。急に食事を変えてしまうと、体がそれについていけずうまく消化ができなかったり、栄養を吸収できなかったりします。そういったことが起こらないようにするためにも、フードの変え方には気を付けてください。私の家の高齢猫でこの方法を試したところ、スムーズにフードの切り替えを行うことができました。食いつきの悪さはフードが急に変わって驚いたから、という事も考えられます。そのため、食いつきの悪さに悩んでいる飼い主はこの方法を実践すると猫のフードの食いつきを改善できるかもしれません。

高カロリー、高タンパクがおすすめな高齢猫もいる

高齢猫に与えるフードは基本的に低カロリー低たんぱくなものがいいです。しかし、高齢猫によっては高カロリー高たんぱくなものを与えたほうがいい場合もあります。例えば、高齢化によって食事量が減ってしまった猫は高カロリー高たんぱくなフードが向いています。なぜなら、食事量が減った猫に低カロリー低たんぱくフードを与えてしまうと、十分な栄養を摂取することができず、健康に害が出る可能性があるからです。

ちなみに、猫の栄養状態については動物病院で診断してもらう事で知ることができます。素人の目で見て判断することは難しいものですので、高齢猫の飼い主は一度動物病院で検査を受けさせ、栄養状態の確認をすることをお勧めします。そうすることで、自分の猫が高カロリー高たんぱくなフードがいいのか、それとも低カロリー低たんぱくなフードがいいのかを容易に判断することができます。ちなみに私は動物病院で自分の猫に検査を受けさせましたが、栄養状態は良好で食事量の低下も見られなかったので、医師から低カロリー低たんぱくなフードを勧められました。

値段にも注意しよう

良質なドライフードはそれなりの価格設定になっています。そのため、継続的にそのフードを購入できるかというのもドライフード選びにおいては重要です。フードを頻繁に変更することは、高齢猫にとってかなりの負担となります。そのため、経済的に余裕があるときは高級フード、そうでないときは安いフード、といった与え方はよくありません。値段の高いフードを購入し続けられないのであれば、自分の手の届く価格のフードを与え続けることをお勧めします。